鳥居ってなぜ朱色なの? 

神社の鳥居、動物に関連するものが多いのはなぜか

初詣にいったり厄払いなどに行く、また受験の合格祈願に訪れたり、旅行先で観光スポットとなっている神社仏閣をめぐるという際など、神社を参拝するという機会は案外多いものです。
無宗教な方が多いとされる日本でも、神社は縁が深く、生まれてからしばらくすれば多くの親御さんがお子さんをお宮参りに連れて行きますし、七五三でもお参りします。
実は神社という場所は、日本人にとって非常に身近でなじみのある場所なのです。

神社の鳥居はシンボル的存在です。
非常に存在感たっぷりな鳥居は、神社にきたという印象を色濃く感じるのですが、特に、神社の鳥居は朱色となっている所が多いです。
なぜ神社の鳥居は赤いのか?またなぜ動物に関連した像などが多いのか?神社は身近な存在であっても知らないことが多いのです。

鳥居が赤いのは?

神社の鳥居が朱色に塗られていると、より圧倒的な存在感があります。
赤い鳥居を見ると、まさしくそこに神様がいると感じますし、鳥居から先はとても神聖なものと感じるものです。

なぜ神社の鳥居が赤いのか、朱色なのか、というと、呪術的な意味合いがあるのです。
鳥居に利用される朱色は、火や太陽、さらに生物の血の色を表しており、古くから魔除けとして存在していたものといわれます。

つまり、鳥居は魔除け的な存在という事になります
古く遡るともっと意外なことに、もともと鳥居というのは、私たちが普段お参りしている社殿よりもずっと古くから存在する拝むべき場所です。

その昔、山、海、それに岩などに神様が宿るとされそのものが信仰の対象となっていました。
海や山に社殿はなく、鳥居だけが存在する場所も多いのですが、信仰する対象が海、山であれば、海山こそが社殿と同じ意味を持ち、そこに鳥居が存在するのも当然というわけです。

動物たちが多い神社

神社では稲荷と名の付く神社に狐様が鎮座されていたり、菅原道真公を守護とする天神様をお祀りする神社には牛の像が置かれていることがほとんどです。
その他の地域でも、神社には動物の像などが非常に多いという事に気が付きます。

なぜ、動物が神社とかかわっているのかというと、動物は神様のお使いだと考えられているからです。
神社を思い浮かべて真っ先に浮かぶのが社殿を守るように鎮座している狛犬です。
社殿や参道の両脇に、守護するように鎮座する狛犬、実は紀元前の西南アジア、エジプトに栄えた古代オリエント文明の中で、門番として獅子が描かれており、これが狛犬の発祥とされているのです。

やがてこの獅子は仏教伝来と共に中国から日本にわたり、その間、獅子から狛犬の形に変化したものと伝えられています。
向かって右に口を開いた「阿」、左側は頭に角を持ち口を閉じる「吽」です。

札所めぐりとは?

お遍路さんとはどういう事を行うの?

よくドラマなどでも聞くことがあるお遍路さん、この意味を知らないという人も少なくありません。
お遍路というのは四国八十八カ所にあるお寺さんをめぐるということです。
元々は修行されている方々が海のかなたにあるといわれていた神道上の「根の国」にわたる事を願い行っていたといわれています。
その後、仏教拡大ともつながっていくのですが、現代は当時の険しい海岸ふちを歩くという事ではなく、四国の霊場と呼ばれる八十八カ所を巡るというものです。

四国では現在でも、弘法大師が札所を巡っているとされていて、お遍路で札所をめぐるたびは、弘法大師の功徳を頂けるといわれます。
お遍路で巡る八十八カ所の霊場、つまりお寺さんは、弘法大師ゆかりの地、また社寺について番外札所と呼ばれることもあります。

弘法大師様と同行二人

現在でも四国八十八カ所の札所を弘法大師の名でおなじみの空海が巡っているとされ、同行二人という言葉をよく聞きます。
一人で札所をめぐっていても、弘法大師様と共にあり、常にその守護を受けているという事から、同行二人とされるのです。
遍路で利用する杖には、弘法大師が宿るとされ、お遍路に欠かせないものとなっています。

弘法大師は「空海」として広く知られていますし、「お大師様」と呼ばれ親しまれています。
高野山を開創された方であり、密教の教えを広く伝えた方です。
密教宗派の一つ、真言宗の開祖であるため、お遍路参拝作法は密教真言宗に基づいたものです。

讃岐の国に生まれた弘法大師は青年期、四国の山々、岬、海岸などで修業され、虚空蔵求聞持法の智恵を身に着けたと言われています。
この弘法大師の尊い教え、さらにこの地で得た智恵が四国お遍路の礎となり、現在でも弘法大師様がこの遍路を巡り、常に同行二人とされる所以なのです。

順打ち?逆打ち?

お遍路さんたちが札所をめぐる際、順番などの決まりがありません。
お遍路で札所をめぐる事を「打つ」といいますが、四国を時計回りに巡れば順打ち、逆に巡れば逆打ちです。
基本的に順打ち、つまり四国を時計回りに進むのが基本といわれているのですが、功徳が高いといわれるのは逆打ちです。
なぜ逆がいいのか?というと、弘法大師は順打ちで四国お遍路していて、逆打ちで巡る事により、どこかで弘法大師とめぐり会うとされているからです。

また順路が順打ちで進むことを基本として作られており、逆打ちで進むことが難しいとされているので、苦労した分功徳が高いとされているのです。
初心者、初めお遍路をされる方は、通常、道しるべや案内がしっかりと設置されている順打ちから行う方がいいでしょう。
なぜ打つという言葉を使用するのかというと、お寺さんを参拝する際、昔の巡礼者が柱や壁などに木製などの納札を打ちつけていたからとされます。

厄除けの注意点ってなに?

子供の厄除け、知っておきたい知識

厄年には厄除け参りに行きますし、嫌なことがあったり、不幸なことが続くと人は厄を払うために、厄除けに行きます。
子供の頃、まだ独身の頃には自分の事、家族の事等を思い厄除け祈願をしていたと思いますが、結婚されてお子さんが誕生すれば、やはりお子さんの厄除けもしっかりしなくてはと考えるものです。
家族に厄年の人がいると、家族にも厄が降りかかる事があるなどともいいますので、自分やご家族の中に厄年の方がいる、嫌なことが続くという時、お子さんと共に厄除けにいかれてもいいでしょう。

厄除けとはそもそも?

厄除けは厄払い、厄落としとも呼ばれ古くから行われてきました。
通常厄年に行うのが厄除けとされますが、嫌なことが続いたときや日々溜まっていく厄を払う日常厄を払うという事も行われています。

厄除けはお寺さんや神社に依頼し行っていただくのが一般的ですが、お祓いを行っている専門家の方を自宅に招き、厄除けするという事もあります。
厄がまたつかないように、厄除け守護となるものを身に着けることも厄除けの一種と考えていいでしょう。

厄除けは厄を近づけないという考え方と、厄を払うという考え方、さらに厄の身代わりとなってもらうものに厄をつけるという考え方があります。
厄を近づけない方法としては神仏に守護していただくという方法があります。
厄を払う方法はお香をたく、邪気を外に払うという事を行います。
身代わりに厄を付けてもらうという方法は、仏様、神様に厄の身代わりとなってもらい払うという方法です。

厄除けを行う時期は地域によっても様々で、新年元旦に行うという事もありますし、旧正月の節目となる節分に行うという事もあります。
又年始から節分までの期間に厄除けを済ませるという地域もあります。

厄年とは何か

厄年になると厄払いに行きなさいと家族から言われた経験をお持ちの方が多いでしょう。
厄年というのは、厄災が起りやすい年齢を指します。
この厄災が起りやすい年齢については科学的根拠などはないのですが、厄年という考え方は非常に古く、平安時代には厄年があったといわれているので、当時から現代まで厄を払うという行事がしっかり受け継がれてきていることがわかります。

ただ厄年には人生の節目となる年齢の際、日々を反省し自らの生き方を見直すという考え方もありますし、厄年に当る年齢になると、体が変化し体調を崩しやすいともいわれるため、心身ともに清めておくという事も大切なのかもしれません。

厄年の数え方

厄年は男女によって異なり、また地域によっても違いがあります。
通常、男性は数えの25、42、61歳で、女性は数えの19、33、37歳とされます。
この前後について、前厄、後厄と呼びます。

数えとは、「新年を迎えた状態」で誕生日が来ていない場合は、満年齢に2歳加えます。
誕生日が過ぎている場合は、満年齢に1歳加えます。
数えや年齢については神社、地域などによって違いがありますので、お寺さんなどにいって確認してみるといいでしょう。

初詣っていつまで?

年の初めの行事

年末のテレビ番組がいよいよ佳境を迎えて、除夜の鐘が鳴る時間、つまり新しい年の幕開けとなる時間になれば、初詣に行く方が近くのお寺さんや神社に歩き出す・・・こういう風景は、小さい頃から見てきた風景です。
お正月、お年玉を頂き、お節料理とお雑煮を頂いて、初詣に行くという方も多いですし、お友達、カップルで初詣に行かれる姿もよく見かけます。
どの時代でも脈々と受け継がれてきた初詣は、日本古来より続くお正月行事です。

しかしあまり知られていないのが初詣のたしなみ、マナーです。
こうしたことを理解していることは大人になって恥ずかしい思いをしないことにもつながります。

なぜ日本人は初詣に行くのか

初詣は大みそかの夜から朝、地元の氏神様に篭るという風習があり、これが初詣になったとされています。
この由来から初詣が根付いた説には、初詣の由来から前日から元旦にかけて氏神様に篭るのではなく、お参りするようになったという説と、干支により定められた縁起のいい方向にお参りするという「恵方参り」の説があります。

恵方参りとは歳神様、歳徳神などと呼ばれることが多く、「新しい年の福をつかさどる神様」に向かい、お参りするという風習より生まれたものです。
いずれも、新しい年となる大晦日の夜から、開けた朝、お参りするという初詣です。

いつまでに行くのが本当?

地域によっても諸説あり、元旦のみ、初詣というという所もありますし、お正月三が日を初詣という、という所もありますが、一般的に松の内(松飾 門松を飾る期間、1月7日、地域によっては15日までを松の内という)の期間までが初詣とされています。
何時くらいに行けばいいのか?時間的な決まりはありませんが、初詣に一番乗りしたいとか、早くいきたいという事でなければ、祝い膳を頂いてから行く方が縁起もいいといわれます。

祝い膳とは、お正月に頂くお雑煮、おせちなどのことをいいます。
年神様をおもてなしするための祝い膳を頂くお箸は特別で、両端が細くなっている物を利用します。
これは、片方を神様に使っていただく、片方を自分が使うという意味を持っています。
最近はこうしたことを知らずお客様に普通の割り箸を使わせてしまう方も多いのですが、やはり祝い事ですから、祝い膳を頂くためのお箸を利用しましょう。

お参りはどこでもいいの?

遠く離れた霊験あらたかで格式ある神社にお参りするという事もいいのですが、やはり、地域に古くから根付いている地元の神社にお参りし、氏神様、産土神(うぶすながみ)などにしっかり年の初めのご挨拶をする方がいいでしょう。
生まれてからずっと、自分を守ってきてくれた氏神様に、昨年一年、しっかりお守りいただいたお礼と、新しく始まった年も温かく見守ってくださいという気持ちを込めて、正しくお参りしましょう。

地域によっても初詣には様々な伝えがあり、西日本地域では場所によって「三社参り」と呼ばれる風習が根付いているところもあります。
初詣は三つの神社にお参りするとよいとされているのです。
神社は一つお参りするもの、という事もなく、思いがあるのなら何社廻っても構いませんし、何度初詣に行ってもかまいません。