念仏とお経について

現代っ子にわからない?念仏とお経の違い

葬儀の際、御坊様が亡き人の成仏を願い、お経、念仏を読むのは葬儀などで多くの方が経験されてきているでしょう。
しかし、念仏なのかお経なのか、その区別すらついていない人も多いのが現代です。
念仏なのかお経なのか?と若い世代からすると御坊様がお葬式で読むのは同じなんじゃないの?とわかっていない方も多く、やはり日本は無宗教派が多くなってきているのだと感じます。

核家族化が進み法要なども子供の時から参加する事が少なくなっている時代です。
お経と念仏の違いくらいは理解しておきたいものです。

南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経

日本に暮らしていれば、多分一度は「ナンマンダブツ」と聞いたことがあるでしょう。
正しくは南無阿弥陀仏「ナムアミダブツ」ですが、現代人が聞いてすぐに意味の通るものではありませんし、若い人は念仏の意味も全く知らない方が多いです。

南無阿弥陀仏とは浄土宗、浄土真宗の御本尊に当る「極楽浄土」の仏様を指します。
南無というのは梵語である「namas」から来た言葉で、意味としては深く信心するという事を指します。

つまり合わせれば、仏様を深く信じます、信心しますという意味になります。
これが庶民にわかりやすい、極楽浄土に行けるように信心する念仏です。
日蓮宗で唱えるのは「南無妙法蓮華経」ですが、これも南無・妙法蓮華経と分けることができ、日蓮上人が最上の経典として崇めていた「妙法蓮華経」に帰依しますという意味なのです。
妙法蓮華経は「法華経」のことを指します。

お経って何?

葬儀や法要の際、御坊様にお経をあげていただく、でもその意味って全く分かっていないし、ただただ、亡くなった方、故人をしのび手を合わせているという方も多いでしょう。
お経は経典をみても漢字ばかりの文字が続き、ただ読もうと思ってなかなか読むことが難しいのです。
このお経に書かれているのはお釈迦様の教え、説法です。

経典は釈迦がお亡くなりになってから200年ほど経過して作られたといわれます。
お経は人々が記憶したものが伝えられてきました。
紀元前後にいま私たちが知るお経の原型となるべきものが誕生していたのですが、その数は3000という数にのぼっています。
そのうち、一番なじみの深いものが、般若心経です。
写経などでもよく用いられているのですが、お経がシンプルに伝わるもので、それぞれの宗派によってお経がコンパクトにおさまっています。

お経は生きていくための指針となるもの

お経というと私達にとって、葬儀屋法要の際に御坊様に聞かせていただくものと捉えていることが多く、亡き人をしのび、鎮魂のイメージがありますが、実は生きていくための指針ともなるべき説法です。
お経には、人はこう生きるべき、人というのはこういうもの、だからこそこのようにいきていくべきなのだとお釈迦様が人生を導いてくれる教えなのです。